RIZIN無差別級GP覇者ミルコ・クロコップ(44=クロアチア)がTKO勝ちで復帰戦を飾った。

5月に左ひざ前十字靱帯(じんたい)断裂の重傷を負い、7月に予定だったRIZIN11を欠場していたクロコップは成長著しいロッキー・マルティネス(32=米国)と対戦。鋭角的な左ミドルは健在で、ぐいぐい攻め込んだ。2回には左膝に攻撃を受け、コーナーに詰められると左拳連打、そして左ひじを頭部にたたき込んだ。マルティネスの額がパックリと割れ、出血が多くなったため、試合がストップ。そのままTKO勝ちとなり「本当は普通のKOで勝ちたかったが」と苦笑した。

「相手はタフで若いが、経験が浅かった。自分は故障から復帰して良い試合はできたかなと思います」と振り返ったクロコップは次は年末のRIZIN出場に意欲を示し「対戦相手の希望はないけれど、今は年末の大会に集中している」と淡々と口にした。