ライトヘビー級10位アンソニー・スミス(30=米国)が上位ランカー撃破に成功した。2位ヴォルカン・オーズデミア(29=スイス)と同級5分5回で対戦し、流血しながらも3回4分26秒、胴絞め裸絞めで一本勝ちを収めた。

1、2回はオーズデミアのプレッシャーに押され気味となり、何度もローキックを浴びた。「あの蹴りを大量に食らうと予想していたし、ものすごい蹴りだった。相手がとてつもなく強くて強烈だったから、最初の数ラウンドがぶざまだったのは分かっている」と振り返ったスミスは2回にもテークダウンを許し、顔面にパンチも浴びた。

何とかピンチをしのいで迎えた3回に反撃を開始。「相手にとって厄介者にならないといけなかったし、疲れさせて後半のラウンドで巻き返す必要があった」と一瞬の隙を突いてカウンターのタックルでテークダウンに成功。そのまま裸絞めで追い込み、必死に抵抗したオーズデミアからギブアップを奪った。

秒殺勝利が多く「ノータイム」の異名を持つ強敵のオーズデミアに勝利し、一気にタイトル戦線に進出する新星として注目される存在になった。スミスは「俺は17歳の時から戦っていて、この夢を追い続けてきたし、キャリアを過ごす中でアップダウンもあった。すさまじい逆境も経験している。オレが望んでいるのは勝利し、胸を張ってタイトル挑戦を要求することだ」と意欲満々だった。