大みそかに行われる総合格闘技のRIZIN26(31日、さいたまスーパーアリーナ)に出場する平本蓮(22=THE PANDEMONIUM)が16日、オンラインで練習を公開した。

グローブを付けず、相手の動きを読みながら、パンチや蹴りをかわす軽めの内容。「これまでできなかった部分を強化した。空間把握能力。相手を意識するより、自分が相手をどう動かすか。調子は完璧」と淡々と語った。

アマチュア時代は100戦95勝という実績を持ち、14年11月のK1甲子園では高校1年で優勝。19年12月のRIZINデビュー戦で、芦田崇宏を1RでKOし、MMA転向を表明していた。「もとから持っている能力もある。距離感やテンポの速さでは格の違いを見せられる」と自信万々。1年ぶりの試合となったことについても「試合間のことをいうやつは弱いやつ。ただ倒しにいくだけ」と全く気にしない。

総合格闘技(MMA)デビュー戦となる今大会。「MMAだからとか固定概念は関係ない。平本蓮の試合を見せる」。対戦相手となる萩原京平については「パンチ力がないし、弱いんじゃないかな」と一蹴。朝倉未来が自身のユーチューブで萩原の勝利を予想したことについては「あいつは格闘家が副業になった。いま魅力があるのは間違いなく(朝倉に勝利した)斎藤チャンピオン。フェザー級のベルトを持っているので」とコメントした。

ファンに向けては「応援してください、という人ごとではなく、一緒に戦おう」とメッセージ。「俺が雰囲気をつくって、会場を味方に付ける。言い訳することもない。負けることはないです」。自信をもって言い放った。強さを大みそかの試合で証明する。