43連勝で無敗神話を続ける神童、那須川天心(22)が昨年の挑戦者決定トーナメントで優勝した志朗(27)と対戦し判定勝利。またプロ野球元西武投手の相内誠(26)は格闘家デビュー戦で1R・KO負けを喫した。

オープニングでリングインした那須川(撮影・滝沢徹郎)
オープニングでリングインした那須川(撮影・滝沢徹郎)
試合に敗れた相内(撮影・滝沢徹郎)
試合に敗れた相内(撮影・滝沢徹郎)

第11試合

<Super fight! バンタム級(-55kg)>


那須川天心3-0
判定
×志朗

那須川天心 あっという間。凝縮された時間だった。考えていることは似ているなと。パンチや蹴りが1回入ったらもう入らない。今回のテーマは9分間相手をだまして、いろんな引き出しを出して勝つことだった。蹴り中心の1Rは作戦の1つ。パンチは軽快していると思ったし、蹴りでまとめると印象がいいかなと。パンチを軽快している分、コンマ何秒かカットが送れたりしていたのでそこで先手を取ったかな。 僕の早いスピードを研究していたと思うので、遅くすればギャップが生まれると思った。駆け引きで相手の動きを止めることができてうれしい。相手によってスタイルを変えられる選手だけど、僕もそうなので、玄人好みの対戦だったのではないか。


志朗 彼の方が上だった。実力不足、それだけです。1Rで蹴り中心で攻めてきた時は予想外で、中に入るのが難しかった。3Rでは、自分から行くことはできた。スピードについていけた中でどうやって自分から仕掛けていけるかが課題。3Rの(那須川の)ジャブはなかなか手に負えなかった。バックステップの後は距離が遠く感じて、次の攻撃にいけなかった。

志朗(左)に蹴りを見舞う那須川(撮影•滝沢徹郎)
志朗(左)に蹴りを見舞う那須川(撮影•滝沢徹郎)
志朗(手前)に蹴りを見舞う那須川(撮影•滝沢徹郎)
志朗(手前)に蹴りを見舞う那須川(撮影•滝沢徹郎)
志朗(手前)の肘が右目付近に当たる那須川(撮影•滝沢徹郎)
志朗(手前)の肘が右目付近に当たる那須川(撮影•滝沢徹郎)
試合後、ポーズを決める那須川(撮影•滝沢徹郎)
試合後、ポーズを決める那須川(撮影•滝沢徹郎)

第10試合

<Super fight!-64kg契約>


原口健飛3-0
判定
×白鳥大珠

原口健飛 味わったことのない緊張感。1個ミスったら終わるだろうなと思っていた。追ってきた人(白鳥)を超えて正直寂しい。でもこれで自信を持って世界を狙っていけるので、スッキリしている。後ろ回し蹴りをずっと狙っていて、これでダウン取れたらかっこいいだろうなと思っていた。パンチをあえて大振りにしたり、頭を下げていったのは、どういう反応をするか見たくて、作戦通りだった。今後はGLORYのベルトを狙っていきたい。


白鳥大珠 緊張感は半端なかった。手数は出していなくても一瞬のスキが命取りになるような試合。とにかく悔しい。強かった。認めたくないけど、技術的な面では差はあったかな。やりたいことができなかったので完敗。ダウンを取られてから分かんなくなってしまった。1回目のダウンは効いてなかった。2回目は効いたけど、時間に救われた。(足を痛めたが)退場まで歩けたが、今は歩けない。こうやって盛り上げてもらって実現した試合なので、簡単にもう1度やらせてとは言えない。時が来たらまたやりたいなと思う。

白鳥(右)に飛び膝蹴りを見舞う原口(撮影•滝沢徹郎)
白鳥(右)に飛び膝蹴りを見舞う原口(撮影•滝沢徹郎)
攻め合う白鳥(左)と原口(撮影•滝沢徹郎)
攻め合う白鳥(左)と原口(撮影•滝沢徹郎)

第9試合

<SuperFight! バンタム級(-55kg)>


鈴木真彦1R
KO
×溜田蒼馬

溜田(右)にパンチを見舞う鈴木(撮影•滝沢徹郎)
溜田(右)にパンチを見舞う鈴木(撮影•滝沢徹郎)
溜田(下)からダウンを奪い叫ぶ鈴木(撮影•滝沢徹郎)
溜田(下)からダウンを奪い叫ぶ鈴木(撮影•滝沢徹郎)

第8試合

<Super fight!ミニフライ級(-49kg)>


寺山日葵3-0
判定
×田渕涼香

寺山日葵 勝てたことにホッとした。(田渕は)想像していたよりも何倍もスピードが早かった。練習でストレート出してもらっていたけど、実際では全然違って、もらったら倒れるなと思っていた。右ストレートが危険だったので当たらないようにしていた。熱くなると突っ込んだりするので行き過ぎないよう気を付けていた。前蹴りも結構もらったかな。 (高橋洋子さんの生歌)リハーサルから鳥肌が立った。プロってすごいし、すごく力をもらったけど、田渕選手をだいぶ待たせてしまって申し訳なかったなと。これでエヴァンゲリオンも笑顔で見に行ける。

寺山の入場曲を歌った高橋洋子
寺山の入場曲を歌った高橋洋子
田渕(左)に蹴りを見舞う寺山(撮影•滝沢徹郎)
田渕(左)に蹴りを見舞う寺山(撮影•滝沢徹郎)

第7試合

<Super fight!ミドル級(-70kg)>


“ブラックパンサー”ベイノア3-0
延長判定
×憂也

憂也(左)にパンチを見舞うベイノア(撮影•滝沢徹郎)
憂也(左)にパンチを見舞うベイノア(撮影•滝沢徹郎)
憂也(左)に蹴りを見舞うベイノア
憂也(左)に蹴りを見舞うベイノア
試合に勝利しマイクパフォーマンスするベイノア
試合に勝利しマイクパフォーマンスするベイノア

第6試合

<-61kg契約>


梅野源治3-0
判定
×ノラシン・スペチアーレジム

梅野源治 安心した。相手は、全体重をぶつけてくるローキックがとても強かった。クリーンヒットをもらってないが、印象は良くないので、今後改善していきたい。(今後は)ムエタイの試合にチャレンジしていきたいし、それ以外でも梅野の強さを見せるために力をつけたい。久保選手との練習で得たものはまだ2、3割しか発揮できていない。計量から試合まで付き添ってくれて、サポートもしてくれたので、とても感謝している。

ノラシン・スペチアーレジム(左)にパンチを見舞う梅野(撮影•滝沢徹郎)
ノラシン・スペチアーレジム(左)にパンチを見舞う梅野(撮影•滝沢徹郎)
ノラシン・スペチアーレジム(右)にパンチを見舞う梅野(撮影•滝沢徹郎)
ノラシン・スペチアーレジム(右)にパンチを見舞う梅野(撮影•滝沢徹郎)

第5試合

<-56kg契約>


江幡塁1R
KO
×拳剛

江畑塁 RISE2戦目で戦い方も改良してきた。これまでタイ人と戦うことが多く、駆け引きが多かった。が日本人はガンガン来るので、自分もどんどん技を出していく作戦でいけたのが良かった。新日本キックボクシング協会で学んでてきたストレートで倒すことができてうれしい。RISEも盛り上がっている競技なので、これからも多くのファンの前でキックボクシングの良さを伝えていきたい。

拳剛(左)にパンチを見舞う江幡(撮影・滝沢徹郎)
拳剛(左)にパンチを見舞う江幡(撮影・滝沢徹郎)
拳剛(左)にノックアウト勝ちした江幡(撮影・滝沢徹郎)
拳剛(左)にノックアウト勝ちした江幡(撮影・滝沢徹郎)

第4試合

<-49kg契約>


竜哉・エイワスポーツジム3-0
判定
×渡邊愼一

渡辺(右)にパンチを見舞う竜哉
渡辺(右)にパンチを見舞う竜哉

第3試合

<スーパーライト級(-65kg)>


Delgermuru拳信王1R
KO
×相内誠

元西武の相内、初陣は猛攻浴びて瞬殺!1回KO負け


Delgermuru拳信王 パンチか蹴りで倒して決めると言っていた通りに試合ができた。今後はもっと練習してパワーを付けていきたい。(相内は)最初から気持ち強いなと感じた。パワーはあまり感じなかったかな。ハートがあればもっと強くなると思う。


相内誠 ボコボコにされちゃいました。緊張はそこまでしなかったが、リングに入った瞬間に味わったことのないものがどっと来た。(パンチは)すごく痛かった。同じ階級なので、そういった選手の攻撃をもらって、ダメージを受けているようでは格闘家としてダメ。これを機に時間をかけてしっかりと弱点とかを見つけていきたい。甘い世界でないことは分かっていた。でも自分がやってみたかったことに挑戦したので、後悔はしていない。本当に悔しいし、はい上がってやろうと思った。2回目のダウンを取られた記憶がなくて「なんで倒れたんだろう」と。ローキックとかの痛みとか顔に出しているようじゃまだまだ。このままだったら、無理だなと思うので、しっかりと練習を積まなきゃいけないなと。ディフェンスとスタミナ。練習したことを発揮するためにはスタミナが必要。しっかりとディフェンスできなかったら自分の攻撃まで持って行けない。

Delgermuru拳信王(右)のパンチを浴びる相内(撮影•滝沢徹郎)
Delgermuru拳信王(右)のパンチを浴びる相内(撮影•滝沢徹郎)
Delgermuru拳信王(右)のパンチを浴びる相内(撮影・滝沢徹郎)
Delgermuru拳信王(右)のパンチを浴びる相内(撮影・滝沢徹郎)
ダウンする相内(撮影・滝沢徹郎)
ダウンする相内(撮影・滝沢徹郎)

第2試合

<-62kg契約>


平塚大士3-0
判定
×YA-MAN

YA-MAN(右)にハイキックを見舞う平塚(撮影•滝沢徹郎)
YA-MAN(右)にハイキックを見舞う平塚(撮影•滝沢徹郎)

第1試合

<スーパーフェザー級(-60kg)>


小出龍哉×3R
KO
奥平将太

小出(下)に膝蹴りを見舞う奥平(撮影•滝沢徹郎)
小出(下)に膝蹴りを見舞う奥平(撮影•滝沢徹郎)

オープニングファイト2

<バンタム級(-55kg)>


力哉×2R
TKO
大森隆之介

力哉(右)からダウンを奪う大森(撮影•滝沢徹郎)
力哉(右)からダウンを奪う大森(撮影•滝沢徹郎)

オープニングファイト1

<スーパーフライ級(-53kg)>


岡﨑晃志3R
ドロー
星憂雅

パンチを交わす岡崎(左)と星(撮影•滝沢徹郎)
パンチを交わす岡崎(左)と星(撮影•滝沢徹郎)