総合格闘技RIZINの榊原信行CEO(57)は1日、都内で会見を開き、6月13日に東京ドームで行われるRIZIN28大会の追加カード発表を行い、トフィック・ムサエフ(31=アゼルバイジャン)の参戦を発表した。ホベルト・サトシ・ソウザ(31=ボンサイ柔術)と初代ライト級のベルトをかけたタイトルマッチを行う。

19年大みそかのライト級トーナメントで優勝して以来の試合となるムサエフは「日本に戻ってきました。RIZINで必ずチャンピオンになるので、期待していてください。東京ドームで会いましょう」とコメントを発表した。

ムサエフは、同じく参戦するケラモフとともに5月25日に来日。現在は2週間の隔離生活を送りながら、室内でトレーニング続けている。昨年大みそか以来となる海外選手の参加に榊原氏は「長い間、思いを伝え続けてようやく実現した」と喜んだ。両選手とトレーナーの3人にはそれぞれ部屋を用意し、トレーニング器具も部屋の中に用意。食事も希望する物を調理して提供するなど、しっかりとした感染対策のもと、最高のパフォーマンスが発揮できるようにサポートしている。榊原氏は「スポーツ庁にお願いして許可してもらった。国の目も厳しいので、スタッフが常駐して管理している」と明かした。

現時点では、海外選手の参加は大阪大会も含めてこの2選手。「これをきっかけに秋以降には徐々に参加できるようになれば」と語っており、コロナ禍の中、ようやく海外選手の出場が決まった。

この日発表されたカードは以下の通り。すべてMMA、肘ありルール(5分×3回)で行われる。

トフィック・ムサエフ(31=アゼルバイジャン)-ホベルト・サトシ・ソウザ(31=ボンサイ柔術)(71キロ)

弥益ドミネーター聡志(31=team SOS)-“ブラックパンサー“ベイノア(25=極真会館)(73キロ)

シビサイ頌真(30=巌流島)-スダリオ剛(24=フリー)(120キロ)

斎藤裕(33=パラエストラ小岩)-ヴガール・ケラモフ(29=アゼルバイジャン)(66キロ)