AEWヘビー級王者ケニー・オメガ(37)-元WWEヘビー級王者ダニエル・ブライアンことブライアン・ダニエルソン(40)の注目シングル戦は時間切れ引き分けとなった。2万人以上の観客が集結した同大会の第1試合に組まれた30分1本勝負。ダニエルソンのAEWデビューとなったノンタイトル戦はお互いに1歩も譲らない展開となった

オメガがトペ攻撃、花道をダッシュしてからのVトリガー(ランニング式膝蹴り)、フェニックス・スプラッシュ、そしてコーナートップからの雪崩式高速飛龍原爆固めで攻め込めば、負けじダニエルソンも得意のキック攻撃や容赦ない顔面への踏みつけや関節技を駆使。オメガが片翼の天使を仕掛けようと肩車した際には、そのままリバース式フランケンシュタイナーで応戦した。出し惜しみなしの技の連発に観客もヒートアップ。最後は両者が頭突き、ナックルパートの応酬を続け、そのまま試合終了。決着はつかなかった。

試合後、オメガの仲間となるヤングバックス、アダム・コールの合体スーパーキックで襲撃されたダニエルソンだが、ジュラシック・エキスプレス、クリスチャン・ケイジに救出されていた。オメガ-ダニエルソンを中心とした抗争は今後も続きそうだ。