WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が日本人初の3団体統一に成功した。
WBC世界同級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)と3本のベルトを懸けて拳を交え、2回1分24秒、TKO勝ち。19年11月、階級最強を決めるトーナメント、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝以来、約2年7カ月ぶりの再戦を制した。
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◆WBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王座統一戦12回戦
井上尚弥(29=大橋) | ○ | TKO | ● | ノニト・ドネア(39=フィリピン) |
◆ラウンドVTR◆
1R
1R 井上は布袋寅泰のリング上での生演奏というド派手演出で先に入場。ドネアは落ち着いた表情でリングインした。 ドネアがいきなり左フックをふるう。井上は距離をとり、冷静にジャブを放ちながら間合いをはかる。終盤に井上の左ストレートから激しい打ち合い。右ストレートでダウンを奪った。(井上10-8)
2R
2R 井上の左フックにドネアがグラつく。ロープに詰めた井上がさらに猛攻。よろめいたところに連打でとどめは左フックでドネアから再びダウン。1分24秒、レフェリーが試合を止めて井上がTKO勝ちした。