4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)が防衛(WBAスーパー、IBF3度目、WBC、WBO4度目)に成功した。井上に4回KO負けした挑戦者のWBO世界同級11位金芸俊(キム・イェジュン、32=韓国)に大きな称賛が送られた。

負けた直後、涙を見せていた金だが、試合後の井上のインタビュー中、花道を引き揚げようとすると日本のファンから大きな拍手が巻き起こった。井上もインタビューを中断して拍手した。

この試合はもともと井上とWBO世界同級1位サム・グッドマン(26=オーストラリア)が戦う予定だった。しかしグッドマンが2度、練習中に左目上裂傷のケガを負い、負傷欠場。井上陣営がリザーブとして契約していた金に白羽の矢が立った。

そんな状況で、KO負けこそしたものの勇敢に戦った金をファンがたたえた形だ。それでも、金は試合後も悔しそうな表情で「井上のことは研究していたが、もっと速くて強く感じた」と話し、オファーを受けたことについては「負けたので後悔しています」と、本心とも冗談ともつかない表情で話していた。

井上尚弥4回KOで3度目防衛、日本人キラー倒し国内世界戦19年ぶり日韓戦制す/ライブ詳細