石橋(いしばし、22=高砂)が7戦全勝で幕下優勝。

 全勝対決で朝日龍を、もろ差しから寄り切った。15枚目以内の7戦全勝で来場所の新十両昇進を決め、富山の地元紙でお祝いの号外が発行された。大学時代まで大きなタイトルはなく「やっと優勝できた。(母校の近大がある)大阪に関取で帰れて最高です」と笑った。今場所、部屋の関取輩出が140年目で途絶えた。「自分にしか昇進の可能性がないと思いプレッシャーだった。自分のため、部屋のために頑張った。1場所で復活させて良かった」と笑顔。師匠の高砂親方(元大関朝潮)も「関取不在の新しい1歩を踏みだした今場所、新しい関取ができる。こんないいことはない」と喜んだ。

 ◆西7枚目 本名・石橋広暉。富山市生まれ。16年春場所初土俵。189センチ、159キロ。右四つ、寄り。