2月の役員候補選挙で阿武松親方(元関脇益荒雄)に投票した8人の親方が、二所ノ関一門に移籍の意向であることが19日、分かった。

阿武松親方を含む阿武松部屋の親方衆3人と、千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)大嶽親方(元十両大竜)の旧貴乃花一門5人に加え、無所属の錣山親方(元関脇寺尾)立田川親方(元小結豊真将)湊親方(元前頭湊富士)の3人。計8人は秋場所後にも二所ノ関一門の親方衆と接触し、加入を要請する見通しだ。

相撲協会は7月下旬の理事会で、全ての親方は五つある一門のいずれかに所属することを決めた。旧貴乃花一門は阿武松グループとして活動してきたが、所属するある親方は「グループは認められないので、元々いた二所ノ関一門に戻らせてもらおうとしているが、まだ認められたわけではない」と現状を明かした。時津風一門から無所属となった3人も行動を共にする。