大相撲の新大関貴景勝(22=千賀ノ浦)が、高級フランス料理でパワーを注入した。28日、出身の兵庫・芦屋市にあるフランス料理店「メゾン・ド・タカ芦屋」で行われた春場所の昇進祝賀会に、両親ら芦屋市の関係者19人とともに出席した。フランス料理の世界大会に出場した実績を持つ、高山英紀シェフが提供する1万6500円のコースを堪能。アワビのフリットなどに舌鼓を打ち「おいしいっす」と笑みをこぼした。

同店には場所中も2度訪れ「おいしいものを食べると活力が出る」と大関とりへ英気を養ってきた。ケーキの上には綱を締めた力士のモニュメントがあり「次はもう1つ上の番付を目指したい」と、来年は最高位で同店に訪れることを誓った。この日は西宮市役所にも表敬訪問した。同市には小中と稽古した土俵があり「懐かしい気持ちになった」と話した。

◆貴景勝昇進祝賀会メニュー

<1>毛蟹のなめらかなプディング クルスタッセのジュ“ガリ”とエストラゴン風味

<2>香ばしく仕上げたアワビのフリット フランス産キャビアを添えて 濃厚な肝のソース

<3>長崎県産ノドグロ クミンと蕎麦の香りを纏って 根セロリとジャガイモのガレットと共に

<4>島根県産“オレイン55”牛フィレ肉のグリエ 様々な季節野菜とソースボルドレーズ

<5>メゾン・ド・タカ スペシャリテ 温かいミルフィーユ 福岡県産“八女抹茶”の香り

<6>コーヒー