大相撲名古屋場所(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)を前に1日、豊田市の宿舎で朝乃山の出稽古を受け入れた横綱白鵬(34=宮城野)は「久しぶりに重い、強い、勢いがある、今一番、脂の乗っている力士と稽古できて、気持ちいいね」と喜んだ。
最後の1番で朝乃山が脳振とうのような症状を起こした時は「(痛めたなら)どこなのかなと…」と状況がよくわからなかった様子。「でも、帰る時は元気そうだったし、そのへんが平成(生まれ=現代っ子)かな」と安心していた。
春場所千秋楽で右上腕部の筋肉を断裂、夏場所を全休。復活を期す中、部屋の石浦、炎鵬という小兵と相撲を取ってはいたが、朝乃山は177キロ。大型力士と初めて相撲を取った。
同じ右四つとあって、がっぷり組んで、力の入り具合を試すような場面もあった。「(右で)すくい投げも豪快に決まった。(恐怖心を)脳から消していかないといけないしね」と右腕の回復に手応えを得たようだ。
本場所が迫る。「明日、明後日も(出稽古に)行きたい。逆に新小結なんだから“来い”とも言いたいね。待ってます」。朝乃山に続いて、暗に阿炎、竜電を指名、肌を合わせることを望んでいた。

