日本相撲協会は21日、大相撲名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。名古屋場所は2年ぶりの開催で、地方場所は昨年3月の春場所(大阪)以来の本場所となる。

<名古屋場所番付アラカルト>

◆一人横綱 白鵬が2場所連続。初日に111日ぶり出場&白星なるか。

◆大関とり 2場所連続10勝の関脇高安が19年九州場所以来の復帰を狙う。

◆御嶽海 関脇在位15場所は昭和以降8位タイ。三役在位25場所は10位タイ。

◆新三役 東西の小結に若隆景と明生。若隆景は福島県から01年秋場所の玉乃島以来、戦後5人目の新小結。東洋大からは御嶽海以来3人目、学生相撲出身では朝乃山以来48人目。明生は立浪部屋としては94年初場所の智乃花以来、鹿児島からは千代鳳以来約7年ぶり戦後9人目の新小結。同一場所の新三役2人は、阿炎と竜電以来2年ぶり。

◆新入幕 一山本は旧松ケ根部屋を含む二所ノ関部屋からは、11年九州場所の松鳳山以来。北海道出身では戦後53人目、中大からは7人目の幕内力士誕生。

◆業師復活 宇良が21場所ぶりの返り入幕。幕内から西序二段106枚目まで陥落後に幕内復帰を果たす戦後1位のV字復活劇。

◆新十両 荒篤山は荒汐部屋としては19年春場所の若元春以来の関取誕生。

◆阿炎 新型コロナウイルス感染対策ガイドライン違反で3場所休場処分後、幕下で2場所連続7戦全勝し4場所ぶり十両復帰。