日本相撲協会は27日、東京・両国国技館で定例理事会を開き、2月7日付で押尾川部屋の新設と、尾車部屋の閉鎖を承認することを発表した。

尾車部屋付きだった押尾川親方(元関脇豪風)が新設する押尾川部屋には、尾車部屋から尾車親方(元大関琴風)、十両矢後、幕下天風、序二段飛燕力、世話人の錦風、一等床山の床豪が転属する。4月1日より東京都墨田区文花に建設中の部屋に移るが、それまでは東京・江東区の現尾車部屋が住所となる。

同じく尾車部屋付きだった中村親方(元関脇嘉風)は、二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)が師匠を務める二所ノ関部屋に転属する。力士は幕内経験者の幕下友風、栄風、藤川、竜風、竹岡、三段目西田、宮城、序二段阿部、呼び出しの禄郎が転属する。

尾車親方(元大関琴風)は4月26日に65歳の誕生日を迎え、日本相撲協会の定年を迎える。春場所の宿舎が使えなくなるなどの事情で、1場所早く部屋を閉鎖することになっていた。