佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)が、相撲博物館で行われた親方トークイベントに出演。優勝力士が、千秋楽に持ち上げる「鯛」について実情を明かした。
佐渡ケ嶽部屋では、7月の名古屋場所で琴勝峰が優勝したばかり。来場者から「部屋の力士が優勝しそうな時は、どのくらいの時点から鯛を用意するんでしょうか?」という質問が出た。
佐渡ケ嶽親方は「実は10日目、11日目くらいにトップを走っている時は、方々に連絡します。今回、琴勝峰の時にはたまたますぐ鯛が手に入ったんですが、夏場は海の水が温かいので、鯛が深くもぐっちゃうんです」と明かした。
琴光喜が優勝しそうな時は、苦労しかけたという。「あちこち、いろんな方に鯛をお願いして、そうしたら『今、親方、ないんだよね』と言われました。でも14日目になった時、鯛が30匹届きました。みんな、ないと言っていたのに手に入れていただき、一番大きいので8キロの鯛が5本くらい来たかな。あとは5、6キロの鯛が…。毎日、鯛のちゃんこと鯛飯と鯛焼きを食べました」。
一方で、鯛の準備を始めると、優勝争いをしていた力士が負け始めることもあるという。
「鯛の用意をしなきゃいけない、紅白の垂れ幕を用意しないといけないと思い、準備に入るとみんな負け始めるんです。なぜか。だから、気づかれないように用意する。本人が気づくと、勝たなきゃという気持ちが相撲を止めてしまう。勝ちたい気持ちになると体が動かなくなってしまう」
鯛の準備にも慎重さが求められるようだ。

