3日目から休場していた東前頭5枚目の阿炎(31=錣山)が、再出場で即、今場所初白星を挙げた。前頭美ノ海を、もろ手突きの立ち合いから押し込み、タイミング良くはたき込む、得意の取り口で仕留めた。初日から2連敗後、腰のけがで6日間休場しており、すでに今場所で勝ち越す可能性はない。それでも「必死に取れたのでよかった。内容は思い出せないけど、自分の距離を取れていたと思うし、それだけ夢中に取っていたということ。しっかり集中できていると思う」と、納得の表情だった。

「初日、2日目の相撲だと、見ている人にも、対戦相手にも失礼。(休場は)自分の相撲を見つめ直すのに、いい時間だった。心配してくださった方に『大丈夫だよ』というのを土俵で見せたかった」。取組後の支度部屋では、終始明るかった。「今年の目標は『勝ち』。負け越しているけど、しっかりと『勝ち』にこだわっていきたい」。遅ればせながら、イキイキとした阿炎が帰ってきた。

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