安青錦(21=安治川)は琴桜との大関対決を制し、序ノ口デビュー以来、続けている連続勝ち越しの可能性を残した。

立ち合いから突いて出ると、相手の引きに乗じて攻勢。だが相手の上手出し投げで体勢を入れ替えられると、背後から押されて吹っ飛んだ。それでも即座に振り向き、猛然と前に出てきた琴桜の左をたぐると、体勢を入れ替えて土俵際に追い詰め、寄り切った。11、12日目の連敗で勝ち越しに後がない状況で、まずは踏みとどまり6勝7敗。琴桜戦は、東前頭9枚目だった初顔合わせで敗れて以降、5連勝とした。

取組後は「何とか勝つことができた。あと2番、お客さんに喜んでもらえる相撲を取れたら」と、冷静に振り返った。

序ノ口デビューから、先場所まで14場所連続で勝ち越し。しかも新十両に昇進してからは、関取として8場所全てで2桁白星を挙げていた。今場所はすでに、2桁白星には届かないことが決まっているが、序ノ口デビュー以来の連続勝ち越しが、15場所目で途切れる危機に直面したまま、残りは2日間。この日の打ち出し後、14日目は優勝に王手をかけた関脇霧島との対戦が決定。今場所は困難な道のりが続くが「(苦労は)若いうちに経験した方がいいと思う」と、得難い経験をしていると前向きにとらえていた。

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