[ 2014年6月21日21時52分 ]兄弟対決となった弟のドイツ代表J・ボアテング(左)と兄のガーナ代表K・P・ボアテング

 サッカーのW杯ブラジル大会G組で、ポルトガルに完勝したドイツ(1勝)が、20日午後4時(日本時間21日午前4時)に、ガーナ(1敗)と、フォルタレザで対戦する。

 両チームは前回大会の1次リーグ最終戦で対戦し、ドイツが、FWエジルのゴールで勝利(1-0)している。

 初戦のポルトガル戦を12年の欧州選手権に続いて勝利したドイツ。立ち上がりこそ相手の縦に早い攻撃に苦しんだものの、前半12分にPKで先制、同32分にもCKからDFフンメルスが追加点を挙げた。相手DFペペの頭突きによる1発退場で、10人となったポルトガル相手に後半、ミュラーが2点を追加し、ハットトリックを達成。4-0でグループ最大のライバルと目されていたポルトガルを粉砕する最高のスタートを切り勢いに乗る。

 一方、米国との初戦に臨んだガーナは前半開始30秒に失点し、その後も自陣に引く相手をなかなか崩せない状況が続いた。FWボアテングやMFエシエンが投入されて迎えた後半37分にMFのA・アユーのゴールでようやく同点としたが、4分後に失点し競り負けた。

 3大会連続の決勝トーナメント進出へ向けて、優勝候補ドイツ相手に勝ち点3獲得が必要な一戦となる。

 ◆ドイツ代表◆【4-3-3】

 予想スタメン

 GK

 ノイアー

 DF

 ラーム、メルテザッカー、ボアテング、ヘベデス

 MF

 ケディラ、シュバインシュタイガー、クロース

 FW

 エジル、ミュラー、ゲッツェ

 負傷者

 DFフンメルス

 出場停止者

 なし

 ▽初戦で打撲し、途中交代したフンメルスが欠場する可能性がある。その場合、J・ボアテングが代わりにセンターバックの位置に入り、ラームが本職の右サイドバックに戻って、アンカーの位置にシュバインシュタイガーが起用される見込みだ。システムに関してはポルトガル戦を完勝したことから、機能した「4-3-3」を継続するものと思われる。

 ◆ガーナ代表◆【4-2-3-1】

 予想スタメン

 GK

 クワラシー

 DF

 オパレ、ボイエ、メンサ、アサモア

 MF

 エシエン、ムンタリ

 MF

 アツ、ボアテング、A・アユー

 FW

 ジャン

 負傷者

 なし

 出場停止者

 なし

 ▽ケガ人や出場停止者はいない。先発したものの精彩を欠いたJ・アユーに代わって、主軸のボアテングがスタメンで起用される可能性が高い。また、つま先の負傷によって初戦をベンチスタートとなったエシエンもスタメンが濃厚だ。

 ★注目選手

 ◆ジェローム・ボアテング(ドイツ)

 前回大会に続いて実現したボアテング兄弟の対決に注目だ。異母兄弟の弟であるドイツ代表DFジェローム・ボアテングは、初戦のポルトガル戦では右サイドバックでの出場となったが、フンメルスの負傷により途中からセンターバックに回った。ガーナ戦でもセンターバックでのプレーとなることが濃厚で、中央の位置で兄のK・ボアテングやジャンといった優れた身体能力を誇る選手たちを相手にしっかりと対応することが求められる。初戦を落として勝利が欲しいガーナが前がかりに出てくることが予想されるなか、ジェロームがその攻撃を受け止め、ドイツ最大の特長である縦に早い攻撃でガーナを揺さぶりたい。

 ◆ケビン・プリンス・ボアテング(ガーナ)

 一方、異母兄弟の兄であるボアテングは、初戦の米国戦ではベンチスタートとなった。ただ、トップ下で先発したJ・アユーがブレーキとなっていたため、先発出場が濃厚だ。米国戦では右ウイングのアツのドリブル突破のみの単調な仕掛けになっていたガーナだが、前線でのパワフルなボールキープと、強烈なミドルシュートを兼備するトップ下のボアテングが、意外性あるプレーで攻撃に幅をもたらすことが期待される。【超ワールドサッカー】