[ 2014年6月30日13時36分 ]幼稚園児と記念写真に納まる日本代表主将の長谷部(共同)

 W杯ブラジル大会の1次リーグで敗退した日本代表の主将を務めたMF長谷部誠(30)が30日、宮城県南三陸町のあさひ幼稚園を訪れ、声援を送ってくれた園児らに感謝を伝えた。人形劇でオオカミ役を演じるなどして交流し「W杯が終わったら一番にここに足を運ぼうと思っていた。彼らと遊んで癒やされた」と笑顔で語った。

 東日本大震災による津波で流失した園舎の再建を、日本ユニセフ協会を通じた寄付で支援した縁があり、訪問は今回が4度目となった。長谷部選手と触れ合った佐藤杜ちゃん(5)は「来てくれてうれしかった。楽しかった」と話した。

 長谷部は4年間務めてきた日本代表の主将について「前から言っているが、若い選手に頑張ってほしい」とあらためて後輩に譲る考えを示した。新天地となるブンデスリーガのフランクフルトでのプレーについては「心と体をしっかり休めてから新シーズンに臨みたい」と話すにとどめた。