瀬戸内海近県の7県を拠点に結成されたSTU48が、横浜アリーナに初登場した。白にブルーのラインが入った、夏の海を思わせるさわやかな衣装で登場した16人は、オープニングで「BINGO!」「フライングゲット」と、AKB48のシングル曲を連続で披露。エース瀧野由美子(19)は「横浜アリーナ、盛り上がってますか~!」とファンをあおった。

 この日はキャプテン岡田奈々(19)が不在で、瀧野がMC回しを務めた。「某テレビ局の某番組(24時間テレビ)のテーマが『告白』ということで、瀬戸内の方言で愛の告白をしたいと思います!」と話題を振ると、広島出身の石田千穂(15)は「気付いたら、いつもあんたのこと考えとるんよ。じゃけえ、うちとお好み焼き、食べに行かん?」と告白。香川出身の福田朱里(18)も「めっちゃ好きやけん、付き合ってくれん? 一緒に二人っきりで、うどんめぐりツアーしようよー」と、2人とも食べ物をネタに告白シーンを演じ、ファンを笑わせた。締めで兵庫出身の門脇実優菜(14)が「彼女になる人、うちやったら…あかん?」と迫真の演技を見せると、今度はメンバーから悲鳴に似た歓声が上がっていた。

 この日は岡田だけでなく、HKT48指原莉乃(24)も不在で、関東地区では初めて、5月にお披露目された1期生だけでライブステージに立った。緊張の中、初オリジナル曲「瀬戸内の声」や「ポニーテールとシュシュ」など6曲を披露。「ポニーテール-」では瀧野と薮下楓(16)がダブルセンター、「大声ダイヤモンド」では岩田陽菜(14)がセンターを務めた。9月29日に徳島で始まる瀬戸内7県ツアーへ向け、大舞台でまた大きな経験を積んだ。