SKE48佐藤すみれ(23)が6日、名古屋のSKE48劇場で行われたチームE公演に出演し、グループ卒業と芸能界引退を発表した。活動は1月の握手会を除いて年内いっぱいで、12月19日にSKE48劇場で卒業公演に出演する。

 アンコールで「私、佐藤すみれはSKE48を卒業します。グループとともに、所属しているホリプロもやめさせていただきます。たくさん考えて結論を出したんですけど、もう芸能界ではやりきったかなと思いました。もう24歳になるので、このタイミングで1歩を踏み出そうと思った」と語った。

 佐藤はAKB48の7期生として08年にデビューし、14年にSKE48へ完全移籍した。12年にはミュージカル「ピーターパン」に出演、昨年は映画「燐寸少女 マッチショウジョ」で映画初主演を務めるなど、グループ外でも女優として活躍。自身のアイドル活動10周年を機に、大きな決断をした。

 最後はすみれコールを受けながら、再びマイクを握った。「普通の女の子残りますが、これからは今までできなかったようなことをしてみたい。残り1カ月、マジでチームEにささげようと思いました。こんな好きになったグループも、チームはありません。本当にみんなのことが好きなんです」と涙ながらに語り、大きな拍手を浴びた。

 佐藤の卒業で、AKB48の7期生は全員がグループでの活動を終える。12月15日には、秋葉原のAKB48劇場で、7期生公演を行うこともあわせて発表した。