緊急事態宣言の発出からすでに1カ月以上が経過した。芸能イベントはほぼ自粛状態となっているが、それでもファンや医療従事者への感謝など、SNSでメッセージや動画を発信している。

記者が担当しているSKE48は「会いに行けるアイドル」だが、当然劇場は休止中。公演は開催されていない。3月中旬に予定されていた高柳明音(28)の卒業コンサートも開催が出来ず、卒業自体が延期された。そんな状況下、5日には「SKE48が“丸一丸”! おうち配信リレー」として24時間の生配信を実施。11日には「おうちでSKE48生配信」をスタートなど、さまざまな配信を行っている。

中でもAKB48グループとして行った「おうちで握手会」の須田亜香里(28)動画には、「さすが釣り師!」と改めて感心した。動画は公式ツイッターで視聴可能だが、存分に“釣り師”振りを発揮している。その動画を見て、自分が担当になって初めて劇場であいさつをした日のことを思い出した。16年だったと思うが、あいさつをすると握手会のように記者の手を握り目を見て、「よろしくお願いします」とほほ笑んだ。そして、「アイドルとお仕事をするなら、誰かは言わなくてもいいので、推しメンを作るといいですよ」とアドバイスをしてくれた。実は、不覚にもドキドキしてしまったのだが、動画をみてその記憶がよみがえってきた。今振り返ると、記者も釣られていたということかもしれない(笑い)

多くのメンバーが約1分ほどの動画をアップするなか、16秒という大場美奈(28)の塩対応振りも逆に目を引く。公式ツイッターでは「20秒以内で動画を撮るのが決まりだと思っていた」と言い訳しているが、「アレマッイッカ」とそのままアップしてるのも大場らしい。

また、高畑結希(24)が「おうちでできるギネス世界記録」に挑戦する動画にも注目したい。4月に公式ツイッターで公開した動画シリーズは、ファンの間で話題となったチャレンジ動画だ。4月で終了かと思いきや13日、新たな挑戦「Tシャツ10枚を着た最速タイム」動画がブログで公開された。動画が逆さまで投稿されているのも高畑らしいが、何よりもファンを楽しませようという気持ちが伝わって来る。

劇場公演というコミュニケーションが取れない中、メンバーがそれぞれの個性を生かしてファンを楽しませようとしている。劇場公演が再開しても、この気持ちを忘れずにいて欲しいと願う。