AKB48大西桃香(26)が、今月20日に写真集「桃の眺め方」(光文社)を発売した。5年ぶりの写真集発売を機に、思うところを語った。

テーマは東京で1人暮らしする女性の「日常」。吉祥寺の細い路地にたたずむ大西が、自然な表情を見せている。「楽しかった時も(気持ちが)落ちちゃった時も、全部ひっくるめて経験したのが東京。5年間の成長を見せられる東京で撮りたかった」と話す。18年に初写真集をリリースしたが、当時は写真撮影の経験がほとんどなく「フレッシュで初々しい感じ」。リゾート感あふれる前作から一転、ゆったりとした時間の流れを感じる1冊になった。ページをめくりながら「昔は先のことを考えずに、“猪突(ちょとつ)猛進”みたいな生き方をしてきたんですけど(笑い)。いったん立ち止まって考えるようになったかな」と変化を語る。

14年、AKB48チーム8の奈良県代表として加入。新幹線で通いながら仕事を続けてきたが、19年に上京した。家事の苦労を通して両親に感謝する一方、「自分の好きなタイミングで好きなだけお風呂に入れる。湯船につかりながらお酒を飲むのが好きなんです」とうれしそうにする。お風呂好きは写真集にも反映され、レトロな浴槽、ホテルのスイートルーム、温泉宿の露天風呂と3パターンを撮影。「お風呂に入ってる時に鏡で見る自分の姿が一番好き。めちゃめちゃ多く撮ってもらいました」と笑った。

グループはチーム制を休止し、今秋正規メンバーと研究生により新体制に移行する。過渡期を迎え「もしかしたら今までとは違うAKB48になるかもしれないけど、新たなAKB48に。いい方向に向かっていると思う」と期待を込める。写真集の発売日は、自身の26歳の誕生日。10年弱の芸能生活を振り返りながら「アイドルとして得たものがたくさんある。これからは若い子たちになるべくいい背中を見せられたらいいな。それが26歳の目標です」とほほ笑んだ。