NMB48小嶋花梨(26)が9日、大阪市のオリックス劇場で卒業コンサート「大好きなNMB48へ」を開催した。

リハーサルが遅れ、開演が30分遅延するハプニングもあったが、小嶋は開演前のMCで「このコンサートにすべてを詰め込んできましたので、全力で楽しんでいただけたらうれしいです。最高に熱い日にしましょう」とファンに呼びかけた。

会場が小嶋のカラーである赤のサイリウムで包まれ、「僕らのユリイカ」でスタート。水色ドレス姿の小嶋は「小嶋花梨卒業コンサート始まりました。私とファンの皆さんのエネルギーをぶつけ合いましょう。声出して行くぞー」と高らかに宣言した。

グループ2代目キャプテンを務めた小嶋にふさわしく、ゲストも豪華だった。

まずは同期の上西怜が登場。同じく同期の水田詩織と3人で「卒業旅行」を歌った。上西から「花梨ちゃん、9年半本当にお疲れさま。よく頑張った」と“よしよし”された。

続いて、吉田朱里、渋谷凪咲、石田優美、加藤夕夏も駆けつけ、小嶋の卒業を祝福した。

さらに、小嶋にとって“最初で最後の推しのアイドル”という初代キャプテン山本彩も登場。山本が作曲した「夢は逃げない」を歌った。

山本から「9年もいてくれたんやもんね。私も8年だったので、それよりも長くいてくれた。感謝しかない」とねぎらわれた小嶋は「キャプテンを彩さんから引き継がせていただいて良かったな、ってこうやって長い期間をかけて思います」。

小嶋の思いを受けた山本は「そういうふうに言ってもらえて良かったなと思うし、次は希依音です。希依音にもそう思ってもらえるようなNMBになればいいな」と、3代目キャプテンの塩月希依音にエールを送った。

アンコールではデニムドレス姿で登場。NMBが大好きで埼玉から16歳の頃に大阪に来た日々を振り返り、「何もかもが夢みたいで、幸せで楽しくて仕方なかった」。キャプテン就任後は「大好きなNMB48のことを考えられるのが幸せだったので楽しいな、とやってる時期もあったんですけど、グループに向きあえば向きあうほど涙を流すことも増えたと思います。うれしい涙より何とも言えない涙ばかり見せてしまったと思うんですけど、全部本気で向きあってこれたから、本気で夢を目指していたから流せた涙でした」と振り返った。

アイドル人生に「こんなに自分の何もかも注げるものに出会えたことが本当に幸せですし、もう2度と出会えないと思えるくらい全力を注げたので、後悔はないです」と笑顔を見せ、「ファンの皆さまにもメンバーの皆にも語ってきた夢、景色を見せることができなかったけど、今日この日までグループを守り続けられたことは誇りに思いたい」と胸を張った。

「ずっとずっと」の楽曲途中でメンバー1人ひとりに宛てたサプライズメッセージを披露し、涙をこらえながら「本当にみんな1人ひとりのことがずっとずっと大好きです」。メンバーからも坂田心咲が手紙を送った。

小嶋は「ファンの皆さんへもメンバーへも、自分の伝えたいことを思う存分伝え切れたんじゃないかと思います。今まで本当にありがとうございました」。全33曲中30曲に登場し、ラストは再び「僕らのユリイカ」で締めた。

エンディングで「幸せな9年半でした。たくさんの愛を注いでくれてありがとうございました。皆さん、大好きです」とあいさつして、ステージ上に設置された扉の向こうに消えていった。

20日にNMB48劇場で行われる「天使のユートピア」公演が卒業公演となり、約9年半のアイドル生活に幕を下ろす。

【阪口孝志】