日向坂46上村ひなの(17)が、10日放送の日本テレビ系「高校生クイズ」(午後9時)の見どころを語った。グループとしてメインサポーターを務め、応援ソング「何度でも何度でも」で初めてセンターに立った。グループ最年少の現役女子高生らしく「落ち着くのはまだ早い」と自分を奮い立たせている。

かわいいピースサインの上村ひなの(撮影・中島郁夫)
かわいいピースサインの上村ひなの(撮影・中島郁夫)

日向坂46は今年から新メインサポーターに就任した。「伝統ある番組ですし、同世代の皆さんを応援できるのはすごく光栄なことだと思って、すごくうれしかったです」とほほえんだ。「あらためて参加された高校生の皆さんの姿を見て、なりふり構わず頑張って信じた道を進む姿がすごく格好いいと思いました」と明かした。

番組応援ソング「何度でも何度でも」では、自身初のセンターを務める。「同じ高校生として最前線で応援できたらいいなと思っていたので、すごくうれしかったです」と振り返った。

「センターって、すごく視線を注がれて怖い場所なのかなと想像してしまっていた部分があったんですけど、実際に立ってみて、後ろで見守ってくださっている先輩方の視線がすごく温かくて、逆に安心感がありました」

大人っぽい表情を見せる上村ひなの(撮影・中島郁夫)
大人っぽい表情を見せる上村ひなの(撮影・中島郁夫)

キャプテン佐々木久美(25)からは「後ろから見てるからね」と優しく励まされた。「一緒にフロント(ポジション最前列)に立つ二期生の方々も含めて、『1人じゃないな』って思えました」と笑った。

一方で、課題も明確になった。「自分は歌とダンスの基本的な土台の部分がまだまだなんです。大事なところで表情を決めるとか、センターとしての見せ方も、先輩方に比べてまだまだ甘い部分がありました」と反省。それでも、楽曲からは力をもらった。「何度でも何度でも間違えていいんだよ、ゆっくり成長していけばいいんだよ、という曲なので、歌詞のおかげで、若いうちだからこそいろいろ失敗もしていきたいと思えました」と感謝した。

ソーシャルマナー3級の資格を持ち、礼儀正しい丁寧な立ち居振る舞いが特長だ。「私にはあんまりガツガツ、熱い、ってイメージはないと思うんですけど、『高校生クイズ』を通じて、今しかできないことや、自分の興味を持ったことに遠慮せず突き進みたいとすごく感じました」と力を込めた。「アイドル活動も、落ち着くのはまだ早いというか。やれることからいろいろ挑戦していきたいです!」と誓った。

表情から優しさがあふれる上村ひなの(撮影・中島郁夫)
表情から優しさがあふれる上村ひなの(撮影・中島郁夫)

11月には日向坂46加入3周年となる。「最初の1~2年はすごく硬いというか、自然体とは言えないような状態で活動をしていました」と回想。昨年2月、同期の三期生3人のグループ加入を経て心境も変わったという。「3人が入ってきてくれてから友達口調で話す機会が増えて、自然とほぐれていったと思います。同時に表情もほぐれていきました。少しずつ遊び心が出てきました」と笑った。

グループ内で現役女子高生は三期生の4人だけだ。「変わっていったり成長することも大事ですけど、偽らず、変に大人ぶらず、今の私たちに出せる魅力を出していきたいです!」と宣言。これからは失敗を恐れず、自然体で前進する。【取材・構成=横山慧】

◆上村(かみむら)ひなの 2004年(平16)4月12日、東京都生まれ。18年8月「坂道合同オーディション」合格。同11月に三期生としてけやき坂46(現日向坂46)に加入。162・5センチ。血液型AB。