08年から10年までNHK教育(現NHK・Eテレ)「天才てれびくんMAX」にてれび戦士として出演していた伊藤元太さん(享年18)が昨年8月31日に水難事故で亡くなっていたことがわかった。「天てれサーカス部」公式サイトが5日、発表した。

 発表によれば、伊藤さんは青梅市内の多摩川で友達3人で遊んでいたところ、水難事故に遭ったという。伊藤さんの両親からの手紙も掲載されており、「“慟哭”とか“断腸の思い”とか小説や物語の中でしか知らなかった言葉が私たち夫婦に襲いかかり、元太がいないという現実に毎日のように打ちひしがれております。元太に会いたい、元太の声が聞きたいという思いは日が経つにつれますます強まり『ただいまあ・・・!』という元太の声が聞こえてこないかと玄関先に耳をかたむけている毎日です」とつらい胸の内がつづられている。

 元てれび戦士たちからも悲しみの声が続々とあがっている。伊藤さんと同時期に出演していた元タレントの木村遼さんはツイッターで「俺が初めて天てれ入って初めてできた友達が元太だったよ でもどうして、初めて失う友人がおまえじゃなきゃいけないの 大学入ったらまたお泊りしようって、また遊ぼうって、言ったのに、なんでもう会えないの お前なら泣くんじゃねーよって言うかもしれないけどそれは無理だよ」と哀悼した。

 元女優の松尾瑠璃さんは「驚きすぎて言葉がでません。 代は違うけれど仲良かったのは、きっと元太くんの社交的な性格のおかげですね。 お誕生日おめでとう。 ご冥福をお祈りします」と追悼。タレントの鍋本帆乃香は「私にとって元太は友達というより、弟みたいな存在でした。 またみんなで集まれるって当たり前のように思っていたので、正直まだ混乱しています」とつづった。