林家正蔵(54)が26日、東京・丸の内ピカデリーで行われた、山田洋次監督(85)の新作「家族はつらいよ2」(5月27日公開)完成披露試写会に登壇した。

 正蔵は冒頭のあいさつで、「えーっ…とにかく、この映画を見ると、家族はいいなぁと思いつつも、家族はつらいなぁというのが、実生活でも、そんな感じで」と切り出した。姉の泰葉(56)が24日にブログで、元夫で2007年(平19)離婚した春風亭小朝(62)から、20年にわたって虐待を受けていたと告白し、その後もブログで小朝に関する暴露を続けている。その件を示唆するかのようなコメントだった。

 その後、正蔵は降壇時に「正蔵さん、お姉さんの件は!」などと声掛けされたが、取材陣の方に視線を一瞬送った後、無言で退場した。

 正蔵は舞台あいさつの中で、山田監督の映画に出演するたびに、同監督から厳しい演出、演技指導を受けると語った上で、監督より怖いのは蒼井優(31)だと指摘。「何となく怖いんですね。悪魔に近いような。人のNGを笑う、勝手に打ち上げの場所を私の家に決めてしまう…いろいろなことがございました」と突っ込んだ。すると蒼井は「名前に優しいという字が入っている蒼井優です」と切り返し、正蔵の家で打ち上げをやろうと言ったのは、主演の橋爪功(75)だと逆暴露した。

 正蔵によると、16年8月から10月まで行われた撮影の中で、同8月に結婚を発表した妻夫木聡(36)の、結婚パーティーを開こうという話になったという。正蔵が「蒼井優先生が、いきなり『会場はお前の家』と指をさして決まってしまった」と言うと、蒼井は「『正蔵の家でいいんじゃないか? お前、電話しろ』と先輩(橋爪)がおっしゃったので留守電を残した」と笑いながら続けた。

 それを聞いた橋爪は蒼井に「言ってないよ! 地獄に落ちるよ!!」と突っ込み、正蔵も「大先生に毒がある」と苦笑した。

 この日は、吉行和子(81)、西村雅彦(56)、夏川結衣(48)も登壇した。【村上幸将】