パンク・ロックバンド・横道坊主のドラム木谷秀久(47)が1日、ブログで「今発表になってる、Tour Dive into the new」をもって、Drums木谷秀久は、横道坊主を脱退します」と、バンドからの脱退を発表した。14年4月にベースの橋本潤さん(享年55)が病気療養中に亡くなり、バンドの価値観にズレが生じていったことが脱退の原因だと明かした。

 「約20年間、横道坊主として走って来ましたが、ここ数年、メンバーとの間にロックの美学や、価値観、思い描くロックバンド像、そんな色々な事に、いつの間にかズレを感じ、悩んでいました。そんな感情の中、次のアルバムに向けての新曲作りに入りましたが、色々な事に戸惑い、深く考えた結果、やはり橋本潤が居ない残りのメンバーで、これから横道坊主として、新しいバンドSoundを作り、一緒に走って行く事は出来ないと感じました。俺の中での、横道坊主のオリジナルメンバーは、橋本潤が居た四人。オリジナルメンバー以外では、横道坊主としての、新しい音を残したくない。そういう気持ちが強くなりすぎました。自分勝手だとは分かってます、でも、そう決断しました。俺の横道坊主の旅は終わりにします」

 横道坊主は1984年(昭59)に4月1日結成。バンド名は長崎弁で「悪ガキ」という意味で、89年にメジャーデビューした。木谷は98年8月に加入した。

 木谷は「俺のR&Rの旅は、これからも、まだまだ、ずっと続きます。俺は一生涯R&Rドラマーです。よろしくお願いします。何時の日かこの決断が前向きだったと思える様、、、横道坊主、ありがとうございました」(コメントは原文のまま)と、今後のドラマーとしての活動の継続を明言し、横道坊主に感謝した。