長澤まさみ(30)主演のフジテレビ系月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」(月曜午後9時)第1話が9日、放送された。終了後、インターネット上には「久々に月9が面白い」、「想像以上の面白さ」など、視聴者の絶賛の声が早くも相次いでいる。

 第1話は、長澤演じるダー子、東出昌大(30)演じるボクちゃん、小日向文世(64)演じるリチャードのコンフィデンスマン(信用詐欺師)3人組が、カジノでホストクラブの女社長とその女性社長にだまされた男性社長から2億円をだまし取った。その後、公益財団「あかぼし」会長という表の顔を持つ経済ヤクザ・赤星栄介(江口洋介)をターゲットに活動を開始。とらわれて重傷を負ったリチャードの敵を討とうと、ダー子は格安航空会社(LCC)のキャビンアテンダント、ボクちゃんはオーナーのどら息子に扮(ふん)し赤星に接近。金を不正にフィリピンに送る片棒を担ぐフリをして飛行機に金を積み込み、フライト中にエンジントラブルを起こしたとして金が入った赤星のスーツケースを機外に捨てた。赤星はケースを拾おうとスカイダイビングをしたが、ケースの中身は紙切れで、ダー子らが金をだまし取って終わった。

 ツイッター上では、ダー子らコンフィデンスマンと赤星との息詰まるだまし合いに、放送中からユーザーが「どうやって逆転するのか」などという声とともに展開の予想合戦を展開。「映画みたいでおもしろい」、「期待通りの面白さ」などのツイートが相次いだ。 放送終了後には「月9が久々に面白い」、「1週間、頑張ろうと思えるドラマに出会えた」、「これは見続けよう」、「リアルタイムで久しぶりに追いかけていこうと思えた」などの声がツイッターにあふれ、トレンドワードのトップにも躍り出た。「長澤まさみさんが、すごくいい」、「東出さんのボクちゃんが、ずっとかわいいのがいい」、「江口さんの悪役もいい」など、キャスト陣の演技への称賛も多かった。

 また、同系「リーガルハイ」シリーズも担当した、脚本家の古沢亮太氏が脚本を担当していることに対して「脚本家の名前を見て納得」との声もあった。空港など、大掛かりなシーンも多く「ここまでのスケールとは」との声もあった。

 長澤は3月26日に都内のユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で行われた完成披露試写会で「みんなの期待を背負ってという感じで、撮影してきましたが、もう出せることはやり尽くせたかなぁと思っています。とにかく、見て楽しんでいただけたらなという思いです。ぜひ、皆さんもだまされて下さい」と語った。月9低迷が叫ばれる昨今、その打破を期待されていることがにじむ意気込みだったが、放送直後の反応は上々だ。一夜明け10日に明らかになる視聴率に注目だ。