池の水を全部抜いて、生態系を調査する斬新な切り口に加え、新発見もあるなどして話題のテレビ東京系「緊急SOS! 池の水ぜんぶ抜く大作戦」(午後7時54分)に、江口洋介(50)が初参戦し水抜きに初挑戦する。

 江口は同系で22日に放送の「-~日本三大“池”だ!小田原城&善光寺&日比谷公園~」に出演。番組サイドが、長野県の名刹(めいさつ)善光寺25ケ院の本坊・大勧進の山門前にある、放生池をきれいにしたいとSOSを受け、MCのココリコ田中直樹(46)とともに急行。結婚式場からも見える位置にある池で生物の捕獲を行った。

 田中から「どうしてこの番組に出ていただけたんですか?」と聞かれると、「長野といえば善光寺じゃないですか。その善光寺(大勧進)の池を抜くというのは、大変興味深い」と出演理由を説明した。

 その上で「月曜日夜10時からドラマが始まるので、ぜひぜひ皆様に見ていただきたいなと思ってやってきました」と16日スタートの同局系主演ドラマ「ヘッドハンター」(月曜午後10時)をしっかりPR。田中から「ちょっと、いきなり番宣ですか?早いな~(笑い)」と突っ込まれる一幕もあった。

 胴長を着て、放生池に入ると「スッポンとか直接触れることのない生きものを、実際自分の手で捕まえるということは、普段なかなか出来ないことなので本当に貴重な体験でした。カメが多いのと、コイが本当に多かったですね」と振り返った。

 コイは外来種で、口に入れたものは、在来種でも何でも食べてしまうと聞き「子供の頃、コイを釣ったりしてなじみはありましたが、そのほとんどが外来種。うまく共存しているように見えるけれど、そうでもないんだということに驚きました」と感心した様子だった。

 番組では、小池百合子東京都知事(65)が、東京・日比谷公園にある心字池の水を抜いての生物調査に、胴長を着て“参戦”したもようや、神奈川県・小田原城から「お堀の水が汚い。外来生物を駆除して堀の中をきれいにしたい」とのリクエストを受け、斉藤一也、中川聡、増田和也、鷲見玲奈、福田典子のテレビ東京アナウンサー5人衆が初参戦して堀の水を38年ぶりに抜くもようも放送される。

 「緊急SOS! 池の水ぜんぶ抜く大作戦」は、17年1月から3月まで不定期で7回放送され、この1年で24もの池の水を抜いてきた。2カ月に1回ペースで池の水を抜き続けてきた計算になるが、1月2日放送のお正月3時間スペシャルでは、同時間帯在京1位の視聴率13・5%を記録するなど好評だったことを受け4月から月1回放送のレギュラー番組になる。