3日に56歳の誕生日を迎えたトム・クルーズが、2つのアクション最新作「ミッション・インポッシブル:フォールアウト」(7月27日全米公開予定、日本公開は8月3日)、および「トップガン:マーベリック(原題)」(来年7月12日全米公開予定)で、限界に挑み続けている。

 スタントシーンを自ら演じることで有名なクルーズはこれまで、映画「ミッション」シリーズでドバイの世界一高い超高層ビル、ブルジュ・ハリファをよじ登ったり、離陸する飛行機の脇にしがみつくという決死のスタントに挑戦してきた。

 そして、シリーズ最新作「フォールアウト」では、キャリア史上最大ともいわれるスタントを披露。地上25000フィートの上空を飛ぶ飛行機からジャンプし、時速200マイルで地上へと急降下するという、HALOジャンプ(高高度降下低高度開傘)といわれる危険なスタントをやってのけたという。

 スタントコーディネーターのウェイド・イーストウッド氏は米ピープル誌に、「トムは、カメラの前でHALOジャンプを成し遂げた初めての俳優だ」と語っている。

 さらに、1986年の大ヒット作「トップガン」の続編「マーベリック」の撮影が先月、いよいよスタート。同作では、クルーズが教官となった主人公マーベリック役で復帰するとともに、ドローン・テクノロジーや第5世代戦闘機の世界が描かれる。(ニューヨーク=鹿目直子)