大手芸能事務所のワタナベエンターテインメントがこの夏、男性限定で俳優・モデル・歌手・声優などを目指すスターを発掘するオーディションを開催することが14日、分かった。

 同社は、瀬戸康史・志尊淳・山田裕貴ら映画やドラマなどで活躍する多数の俳優が所属。さらに、芸人・文化人・ミュージシャンなどの幅広い分野で活躍するタレントがそろっている。

 オーディションにエントリーできるのは、10歳~22歳の男性のみ。若い世代に向けた新しい試みとして、SNSを積極的に活用、オーディションにはLINEで簡単にエントリーが可能だという。

 また、ツイッターやインスタグラムのアカウントも選考の対象になる。これまでの日常の何げないつぶやきが、スターへの第1歩につながる可能性もあるという。1次審査を通過すると同社所属の俳優を担当しているマネジャーが各会場で直接面接するなど、現役のプロが厳正な審査を行う。そして、オーディションに合格するとワタナベエンターテインメント所属のタレントとして本格的に活動出来るよう、完全バックアップのもと、さまざまなレッスンを受けるチャンスが得られるという。今日14日からエントリーがスタートする。

 瀬戸康史は「僕は親の勧めで役者になりました。最初は分からないことだらけで逃げ出したくなることもありました。しかし、毎日違う刺激的な生活、そして表現というものの可能性や面白さをたくさん体感しています。これらは自分を見つめ直すきっかけになっていますし、人としての成長に繋がっています。また、同じ志を持つ仲間が近くにいるという事も大きな力になっています。少しでも興味があるなら、僕らの仲間に入りませんか」。

 志尊淳は「オーディションを受ける前、芸能界は自分とは無縁で遠い世界だと思っていました。でも、勇気を出してチャレンジしたことで今の自分がいるし、いつも温かく見守ってくれるスタッフさん、役者仲間などたくさんのすてきな出会いがありました。これまで体験したことのない貴重な経験もできるはずです。ぜひ、チャレンジしてみてください」。

 山田裕貴は「僕もD-BOYSオーディションの出身ですが、大事なのは歌やダンス、演技がうまいということではありませんでした。どれだけ自分の個性、自分らしさを大事にして貫いているかです。僕は社長に『弱みを見せなさい』と言われた言葉がすごく心に残っています。下手でも関係ないです。それを今、僕は仕事をしている中で感じています。何かをやってみたいと強く思っている人は是非、チャレンジしてみてください」とそれぞれ呼び掛けている。