故三橋美智也さん(享年65)の「23回忌追善メモリアルコンサート」が23、24日、大阪・新歌舞伎座で行われる。本番前となった22日、コンサートに出演する歌手大津美子(80)、歌手林健二(65)、元NHKの宮本隆治アナウンサー(67)が大阪・石切霊園に眠る三橋さんの墓を訪れ、コンサートの成功を祈願した。

 「星屑の町」を歌う大津は「15歳のときに出会い、妹のようにかわいがっていただいた。泣かないで、鼻音を使って思い切り歌います」と意気込んだ。

 愛称「ミッチー」として親しまれた三橋さん。大津は「出す曲、すべてがヒットした」と振り返ると、宮本アナは「昭和30年代は三橋さんに始まり、三橋さんに終わるでした。どの曲も色恋が少ない。きれいな、明るい曲ばかりでした。だれもまねすることができないすばらしい歌手でした」と懐かしんだ。

 “通天閣の貴公子”といわれる林は「三橋先生の曲は音域が広い。聞いていると簡単に歌えそうでも、いざ歌おうとすると、難しい」と話した。

 大阪・新歌舞伎座の追善コンサートには坂東玉三郎(68)、水前寺清子(72)、橋幸夫(75)らも出演する。東京・浅草、札幌、福岡、名古屋でも追善コンサートを開催する。