15日に死去した樹木希林さん(本名・内田啓子、享年75)の葬儀が30日、東京都港区の光林寺で営まれた。

希林さんと15年の映画「あん」(河瀬直美監督)で共演した永瀬正敏(52)は「言葉に出来ないくらい、いろいろなものをいただきました」と希林さんに感謝した。

永瀬は、取材陣から希林さんの祭壇に語ったことを聞かれると「心からのお礼と、これからもよろしくお願いしますと言いました」と明かした。思い出を聞かれると「あり過ぎて…。短いお付き合いでしたが、濃密な時間を過ごさせていただきました」と語った。

永瀬は「あん」で、どら焼き店の雇われ店主・千太郎を、希林さんはどら焼き店の求人募集の張り紙を見て働くことを懇願し、千太郎に、おいしいあんの作り方から生き方までを伝える老女・徳江を演じた。作品はカンヌ映画祭ある視点部門のオープニング作品として上映され、永瀬は希林さんと孫の内田伽羅(きゃら)と参加した。永瀬は、ことあるごとに「撮影現場で、希林さんは(役の)徳江さんでいてくれた。非常にありがたかった」などと感謝の言葉を繰り返していた。一方、希林さんは「永瀬さんは、私と話さないようにしていましたね。でも、最近は『子供が欲しい』とかとも口にするので、どなたか良い方がいらしたら、ぜひ紹介してください」と永瀬の思わぬ一面を“暴露”する時もあった。

永瀬も母美津子さんが20日に亡くなったばかりだったが、その中、報道陣の取材に気丈に対応していた。【村上幸将】