女優栗山千明(33)主演のBSテレ東の連続ドラマ「サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻」(6日スタート、土曜午後9時)の制作発表が5日、都内で行われた。

栗山が演じる警視庁捜査一課の刑事・楯岡絵麻は、人がうそをつく瞬間に0・2秒間だけ現れる“マイクロジェスチャー”を読み取り、被疑者のうそを見破る。原作は作家・佐藤青南氏(43)の小説「行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズ。

レギュラーは5人だけ。1話ごとに犯人役のゲストを迎えて、取調室を舞台に、膨大な量のセリフで犯人を追い詰めていく栗山は「こういうお芝居は始めて。キャバクラトークみたいにフレンドリーにして、相手の心を開いて、犯人に迫っていく。恥ずかしいなと思うこともあります。普通の女の子に見えるけど刑事としての実力はある、つかみどころのない役です。個人的には、頑張ってるなと思ってくれたらうれしいです」と話した。

後輩刑事役の白洲迅(25)は「新米刑事で、楯岡に振り回されてこき使われる役。でも、若くして捜査一課に来るんだからできる刑事の役じゃないかと思うんですが、5、6話まで撮った所では、そういうところはありません」と笑った。初共演の栗山については「クールビューティーのイメージがあったんですが。お会いしてみるとすごく気さくで、壁を感じさせない方です」と話した。

ベテラン刑事役の宇梶剛(56)は「栗山さんが膨大な量のセリフと向き合っているのが、現場のランドマーク(指標)となって、俺も頑張ろうという気にさせてもらっています。でも、時々、笑っているのを見るとホッとします」と話した。