ベストセラー「積木くずし」でも知られた俳優穂積隆信さんが19日、胆のうがんのため87歳で亡くなった。かつて同じ事務所に所属していたタレントのクリス松村が思い出を振り返った。

クリスは20日にブログを更新して「梅子さんを演じた菅井きんさんに続いて・・・意地悪なずっこけ教頭を演じた穂積隆信さんまで・・・大好きだった学園ドラマ『飛び出せ青春!』『われら青春!』ご出演の方々の訃報が相次ぎ残念です」と無念さをつづった。

穂積さんと初対面したのは「1987年だったと思いますが、私が勤めていた事務所に穂積さんが移籍なさってきた時」だそう。「丁寧すぎるぐらい丁寧な方で、すごい役者さんなのに、若い私に対しても、一切、その態度を変えることなく、敬語以外、聞いたことがありませんでした。印象的だった江川教頭の役柄とまるで真逆」と回想した。「いろいろお父様としても大変だったと思います。本当に素晴らしい役者さんでした。心からご冥福をお祈りいたします」と追悼している。