アイドルグループ、ラストアイドルの派生ユニットLove Cocchi(ラブコッチ)の中村守里(15)さんを取材しました。

女優として初主演する映画「書くが、まま」(21日公開)の完成インタビューでした。

中村には、同作の主演が分かった4月末にもインタビューしているので、今回が2度目になります。

前回のインタビューではまだあどけなさの残る14歳でした。芯の強さを感じさせながらも、まだどことなく自信がないようで、記者の質問に考え込んでしまい沈黙となる場面もありました。

そんな彼女が、初主演映画の撮影をへて、どう成長したのか。

まず表情が変わりました。自然な笑顔になっていました。前回の彼女の笑顔は、心のどこかに「笑わなければ」というような思いがあったように感じました。それが今回、自然な笑顔になっているように感じました。これは、自信の表れかもしれません。

また、記者の質問にも目を見てしっかり答えてくれました。まだ考え込んでしまうところはありますが、言うことが決まると、しっかり記者の目を見て話すようになっていたのが印象的でした。

今回、映画撮影を経験した中村は、アイドルの現場との違いに気付いたといいます。それは“会話”でした。「アイドルの現場はプライベートな会話が多いんです。でも、映画の現場は、監督がこの映画すごく楽しいから見たほうがいいよとか、助監督さんが次のシーンでこうするからちょっとやってみてとか、ほとんどが仕事に関する話なんです」。

アイドルと女優。15歳にして二足のわらじを履く彼女は、アイドルだけではつかめなかったものを、映画の撮影現場を経験することでつかんだのかもしれません。真綿が水を吸い込むように、いろんなことを吸収できる時期だと思います。おそらく、練習ではなく、本番を経験することで成長するタイプでしょう。今後が楽しみは1人です。