20日に放送された俳優高橋一生(37)主演のフジテレビ系連続ドラマ「僕らは奇跡でできている」(火曜午後9時)第7話の視聴率が7・2%(関東地区)だったことが21日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週の6・4%より0・8ポイント、アップした。

初回から7・6、6・1、6・2、7・0、6・0、6・4%を記録していた。

高橋が演じるのは、大学で動物行動学を教える講師・相河一輝。生き物の不思議に興味、関心が高く、大好きな生き物のことになると、他には目もくれずに没頭してしまう。そのため、大学が設けるルールや、他人との約束を忘れてしまうことも多い。極端にマイペースな性格のため、周囲からは変わり者として見られている。

一輝の行動に手を焼く大学の事務局長・熊野久志役の阿南健治(56)は「1人1人のセリフがキャラを表現しているので、そこを大切にしながら、熊野というキャラをいかに出せるか考えながら演じています。私の場合は、ひたすら怒ってるからわかりやすいと言えばわかりやすいですけどね(笑い)。相河先生にしつこく言い寄る場面では、自分なりに膨らませながらやっていて、演じがいがありますね」。高橋については「何度か作品をご一緒したことがあるけど、今回みたいにがっつり共演するのは初めてです。ナチュラルで非常にやりやすいですね。のれんに腕押しという感じで、怒りがいがあります(笑い)。全然聞いてないんですよ、一輝は。だから、『わかってよ!』って気持ちになりますね」と話している。

第7話で、仮病で学校を休んだ少年、虹一(川口和空)が、家を抜け出して一輝(高橋)の大学を訪ねてくる。母親にずる休みしたことがバレ、大切なスケッチブックを取り上げられたのだ。一輝は「家にいたくない」と言う虹一を自宅へ連れて帰り、自分の部屋に招き入れる。虹一の居場所を母親の涼子(松本若菜)に伝えるため、水本育実(栄倉奈々)のクリニックへ向かった一輝。そこで、虹一の家出に慌てふためく涼子と遭遇する。

翌日、一輝は虹一を連れて森へ。念願だった森を訪れて笑顔になった虹一が相河家に戻ると、涼子が待ち構えていた。虹一が学校で悪目立ちしていて、自分も恥ずかしい思いをしていると嘆く涼子に、一輝は自分の少年時代について話す。その意外な過去に、一緒に話を聞いていた育実は驚く。

数日後、再び相河家を訪れた育実。すると、家政婦の山田(戸田恵子)は口実を作って外出してしまい、育実は一輝と2人きりに。育実が帰った後、一輝が山田に真意を問うと、山田はひそかに2人の結婚式を想像していると告白する。そんな山田に、一輝が思いもよらない質問を投げかけた。