佐々木蔵之介(50)主演のフジテレビ系連続ドラマ「黄昏流星群-人生折り返し、恋をした-」(木曜午後10時)の第7話が、22日に放送される。

人生の折り返し点が近づいた大人たちが、黄昏の空にきらめく流星のように最後の輝きを模索する大人の恋の物語。原作は1995年(平7)から「ビッグコミックオリジナル」(小学館)に連載されている弘兼憲史氏(71)の漫画「黄昏流星群」。

エリート銀行マン滝沢完治(佐々木)は、入社以来仕事一筋で支店長にまでなったが、予期せぬ左遷宣告を受けて単身スイス旅行へ。そこで目黒栞(黒木瞳=58)と出会い運命の恋に落ちる。一方、滝沢の妻の真璃子(中山美穂=48)は、娘の美咲(石川恋=25)の婚約者・日野春輝(藤井流星=25)と引かれ合っていく。

婚約者がいながら大学の恩師と交際する滝沢家の1人娘・美咲を演じる石川は「美穂さんはクランクイン前からお母さんと呼ぶようにしていました。美穂さんも私を、みぃちゃんと、撮影の合間も呼んでくださるので、本当のお母さんみたいに優しく包んでくださる存在でした。蔵之介さんはお父さんというイメージ以上に、役者の大先輩としてたくさんのアドバイスをいただきました。最初はあまりお話が出来なかったのですが、収録が進むにつれて自分からお芝居のことなどを聞けるようになって。そんな私の質問をきちんと受け止めて返してくださるのがありがたかったし、とてもうれしく勉強になりました」と話している。

第7話では、けがをして入院中の完治(佐々木蔵之介)の病室に、真璃子の同級生の水原聡美(八木亜希子)と完治の同級生の須藤武史(岡田浩暉)が見舞いに来た。須藤と聡美は交際を始めたという。聡美と買い物に出た真璃子(中山美穂)は、須藤と屈託なく仕事の話をする完治の姿に寂しさを感じる。

真璃子が家に帰ると、春輝(藤井流星)から電話が入った。完治の容体について話す2人だが、美咲の話題になると気まずい空気になる。また連絡して良いかと言う春輝に「美咲のいない時にはかけてこないで」と真璃子は電話を切った。

退院した完治が荻野倉庫に出社。大口の取引先に契約を打ち切られ経営は相変わらず苦しい。完治の入院に一端の責任を感じる川本保(中川家・礼二)は気まずそうにしながらも、「経費削減」を訴える。そんな川本に、完治は新事業の資料を差し出す。須藤から、別れた家族の思い出の品を倉庫で預かって欲しいと頼まれた完治は、捨てられない品を個別で預かるサービスを考えたのだ。商売として成り立たないと反対する川本だが、荷物の整理まで1人で行うと言う完治の熱意に負けて渋々了承する。

その昼、完治は、食堂で働く栞(黒木瞳)を見つけるが、よそよそしい態度をとられる。気にかかりながらも、完治は新事業を軌道に乗せるため駆けずり回り残業をこなす毎日。実は、栞は完治と別れて欲しいと美咲に言われたことに大きく心を揺さぶられ、ある大きな決断を下そうとしていた。

そんななか、美咲と春輝の結納が行われることになった。