フランス・パリ在住の作家でミュージシャンの辻仁成(59)が、暴動が発生している現地の様子をつづり、旅行者に注意を呼び掛けた。

フランスでは燃料税の引き上げをきっかけに抗議デモが続いている。辻は1日の時点では、パリ中心部のヴァンドーム広場周辺で起きた暴動の様子を動画で伝えるとともに、「住宅地は平穏だから、心配しないで。パリ市民は慣れていて普通に生活してます。ただ政府への怒りはなかなか収まりそうもないですね。街を破壊されて、界隈の商店主さん、クリスマス商戦前にがっかりしてます」とツイートしていた。

しかし暴動は依然沈静化の兆しはなく、辻は7日、「パリを旅行中の皆さまへ」として、「明日の8日土曜日はシャンゼリゼ周辺、バスティーユ、オペラ、ヴァンドーム広場界隈は避けた方がいいかもしれません」と注意喚起。「パリ市内再び緊張しつつあります。1968年の五月革命に負けない被害が出てる模様。目抜き通りの商店はベニヤ板で防御壁を作り暴動対策におわれています」と伝えた。