下垂体腺腫(かすいたいせんしゅ)と診断され、手術のため一時休養していた女性お笑いコンビ、ガンバレルーヤのボケ担当よしこ(28)が17日、ラジオ番組の生放送に出演し、手術後から美肌効果が表れたことを報告した。

よしこはこの日、相方のまひる(25)とともに文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜午後1時)の月曜レギュラーとして出演。冒頭で「ご迷惑をかけてすみません。脳はしっかりしていましたが、真ん中に腫瘍があり、鼻からアプローチ? 内視鏡で手術しました」と報告。手術は約3時間を要したが、医師から7分に編集された映像もみたという。

「鼻から全部キレイにとりました。腫瘍を切除したおかげでお肌もキレイになりました。私、小雪さんじゃないですよ、よしこです」とボケた。

まひるは約1カ月、よしこ不在のときは1人で番組のレポーターを務めたが、「1人じゃ何もできないということが分かりました」と復帰を喜んだ。

よしこは11月16日に所属事務所を通じ、休養を発表。人間ドックを受診した際に、ホルモン産生の良性の腫瘍が見つかり、担当医師と相談した結果、腫瘍を取り除く手術を受けることになった。

約1カ月でのスピード復帰となった背景には、病状の経過が順調だったことと、今年大ブレークした人気お笑いコンビだけに、テレビ、ラジオからの出演要請も引っ張りだこで、本人も早期の復活を期していた点もあるとみられる。

よしこは事務所を通じ「応援してくださった皆さん、ありがとうございました! これから、より一層頑張りますので、よろしくお願い致します!」とコメントを発表していた。すでに15日からは民放テレビ局での収録に参加しており、年末の特番に向けて仕事を本格化させる。

◆下垂体腺腫(かすいたいせんしゅ)とは ホルモンをつかさどる下垂体にできる腫瘍。下垂体は頭蓋骨の中で脳の下にぶら下がるように存在する小さな内分泌器官。基本的に良性で転移はないが、ごくまれに悪性もある。症状は視野障害や視力障害、ホルモン過剰分泌や分泌低下による顎、鼻、唇などの肥大化、高血圧など。不妊の原因にもなりうる。手術は鼻から内視鏡を入れる方法がある。