麻薬取締法違反の罪で起訴されたミュージシャン、俳優のピエール瀧(本名・瀧正則)被告(51)が出演している映画「麻雀放浪記2020」(白石和弥監督)が5日、公開され、東京・銀座の丸の内TOEIで初日舞台あいさつが行われた。
舞台あいさつ終了後、主演斎藤工(37)は、前日保釈された瀧被告について「ご自身もこれだけ波紋が広がることは想像はできても、目の当たりにして実感されてるんじゃないか。白石監督と取材を受ける中、厳しい質問にも監督は真摯(しんし)に答えてきた。この姿こそ、ピエールさんに見ていただきたいし、今は猛省していただきたい」と話した。
同作は瀧被告の一件を受け、公開するかどうかが協議され、配給の東映がノーカット公開を決めた経緯がある。作品冒頭に瀧被告が出演していることをテロップで入れるなどの対処がされた。斎藤は「(作品ごとに)審議、議論は必要だと思いますが『麻雀放浪記2020』が出した答えは、特殊なケースかもしれませんが、作品の製作者にとって何か1つの希望になれば」と語った。
さらに信頼関係で成り立っている仕事について、斎藤は「モラルの部分は、大丈夫であろうという前提で仕事が進んでいる。もしかしたら僕ら自身も信頼されすぎているのでは。検査を常にする、僕はそれでもいいと思っている。尿検査だろうが何だろうが」と見解を語った。
白石監督は、瀧被告保釈のニュース映像を見たそうで「自分のしてしまったことの大きさに驚いているでしょうし、やってしまったことに向き合って、いろんな人と話をして、何をしてしまったかを考えてほしい」とし、今後について「映画監督とピエール瀧という関係で映画を撮るのは難しいかもしれないけど、ここからは、いち友人として、必要であれば、瀧さんの治療とか社会の中でどう何に貢献していけるかを、協力できることはしていきたい。僕も映画の中で薬物のシーンを撮るだけじゃなく、考えていきたい」と話した。



