NHK連続テレビ小説「なつぞら」ヒロインの女優広瀬すず(20)が、JAL特別塗装機のモデルに採用され、19日に東京・羽田空港でお披露目会に出席した。

特別塗装機はボーイング737-800機1機で、機体中央部分の全長7・7メートル、全高3・3メートルの塗装で、青空をバックに「なつぞら」奥原なつ役の広瀬が、左右で違う笑顔を見せている。広瀬は「なかなか飛行機に、こんな大きく自分の顔をラッピングしていただけること、たぶん人生で最初で最後なんだろうなと思うので、本当に光栄。朝ドラで初めてって聞いたので、本当にうれしく、幸せに思います」と喜んだ。

今週15日からドラマに本格的に登場。「やっと登場させて頂いて、どこに行っても『朝ドラ見てるよ』と必ず言ってもらえる。朝ドラってすごいなあって今まさに感じているところです」と影響力に驚いている。

歴代ヒロインの松嶋菜々子、山口智子らも登場する。共演について広瀬は「私が勝手に楽しみ過ぎちゃってて、『なっちゃん大丈夫そうだね』って毎日のように言ってもらえてて。撮影がゆるくなると、休みの日がみんな空いたりするとごはんに連れて行ってもらえてて、息抜きの時間をご一緒させていただいていて、自分の支えになってます」と話した。

連続テレビ小説100作目となる「なつぞら」は、視聴率が連日20%を超える好調ぶり。撮影の雰囲気は明るいという。「ずーっと笑ってますね。隣で大河(いだてん)の撮影されているんですけど、絶対私たちうるさいよね、そろそろ静かにしよう、って言っているくらい、ワイワイやらせてもらってます」と笑った。

まもなく令和になる。「あまり年号変わることに意識が…朝ドラの撮影にいっていたので。ただ山口智子さんが平成最初のヒロイン、という話になって。(私は)平成最後なので、「わーっ」ってなって、それを山口さんと話していて、逆に(元号が)変わって欲しくない気持ちも生まれてきちゃったんですけど」と複雑な気持ちも明かしたが、「すがすがしい気持ちにはなるので、まず家の掃除から。断捨離とかしたいなと思います」と話した。

同機は座席数165席で、9月中旬まで運航。路線や便名は運航前日の夕方にJALのWebページで公開される。19日の初便は、東京からドラマ舞台の帯広行き。初便搭乗者には、搭乗証明書と記念の菓子が贈られる。広瀬は「ぜひ北海道に遊びに行って欲しい。なつの育ったふるさとに」とPRした。