アニメ「ふたりはプリキュア Splash Star」の美翔舞役などで知られる声優・ナレーターの榎本温子が、アニメ業界の労働問題について複雑な思いを明かした。

榎本は22日、ツイッターを更新。アニメ制作現場の労働環境をめぐっては、これまでにも長時間労働の問題等が指摘されてきたが、「難しいよな、お金も人手もないし。働き方改革したらアニメ放送されなくなる。段階的に取り組むしか。。。。」「自転車操業だから作らなくなったらつぶれる」と制作会社側の窮状についても触れ、「逆にみなさんにそんな状況の中どうしたらいいのか意見伺いたいくらいよ。誰も活路を見いだせてないのが現状ですからね」とした。

続けて、これからアニメ業界を目指す人に「よく考えてほしい」と呼びかけ、「作ってる人たちのメンタルがあまりいい業界ではない、ということだ。労働環境がよくない」と説明。「アニメを作る人たちがニコニコ心に余裕がある世界になりますように!」と願った。