お笑いコンビ、スリムクラブと2700が暴力団関係者の会合で闇営業して、所属の吉本興業から無期限謹慎処分になった問題で、仲介者とされるものまね芸人のバンドー太郎(48)が30日、都内で記者会見を開いた。バンドーは今回、謝罪に加え、スリムクラブ、2700の早期の復帰を望んで会見を開いたという。

会見場にあらわれたバンドーは、深く一礼し「今回は最初から知っていたわけでないのですが、申し訳ございませんでした」と謝罪。

「今回、メディアに出て謝罪することに対して、売名行為と言われることも覚悟のことですが、新聞やテレビで話しても気持ちもなかなか伝わらないと思い、自分の口から謝罪させていただきたいと思いました。ご迷惑をお掛けしたこと、まことに申し訳ございませんでした」とあらためて謝罪。

「建設会社の社長さんに過去3回お仕事をいただいていたのですが、その社長さんに実の兄の誕生日パーティーを盛り上げてくれないかと誘われた。以前、仕事をして仕事を回してくれと言われていたのでスリムクラブさんと2700さんに声を掛けさせていただきました。報酬は30万。事務所を通さなくて大丈夫かと確認したところ『はい』ということで来ていただきました」と経緯を説明した。 バンドーは28日に日刊スポーツの取材に応じた際、「正直に言いますが、(スリムクラブらに)仕事のあっせんをしています。ただ、紹介はしたけれど、パーティーが暴力団関係者とは知らなかった。報道を見て初めて知りました」と証言していた。

◆バンドー太郎(たろう)1970年(昭45)10月16日、神奈川県生まれ。茨城県筑波高卒。建築会社勤務などを経て芸人に。松山千春のものまねネタなどで知られる。他に美川憲一、氷川きよし、氷室京介など多くのものまねレパートリーを持つ。血液型B。