作曲家弦哲也さんの一番弟子となり、1980年8月5日「君に逢いたい」でキングレコードからデビューして今年で40周年を迎え演歌歌手千葉一夫(年齢非公表)が21日、東京・錦糸町の東武ホテルレバント東京で「ありがとう おかげさま」と銘打った40周年記念パーティーを開いた。

約300人のファンや音楽関係者らが詰めかける中、新曲「この世にひとつ愛の花」と同カップリング曲「明日に一歩また一歩」を歌った後、「昭和55年にデビューして40年がたちました。歌謡界では、もんた&ブラザーズの『ダンシング・オールナイト』が爆発的ヒットしていたそんな時代に、ひっそりと地味にデビューしたのが千葉でございます(笑い)。弦哲也先生(師匠の作曲家)から言われたことがあります。『千葉、おまえは、出だしは地味でも各駅停車で頑張れよ』。私は昔、鉄道員でしたので、『特急列車に乗らなくてもいいんじゃないか。特急列車じゃなくても、急行列車じゃなくても、快速列車でなくても、一駅一駅に停車して、停車する駅が多ければ多いほど大きな歌手になっていけばいいんじゃないか』と言われまして、その通りにやってまいりましたが、数多くの駅に停車してきたからこそこうして皆さんのような素晴らしい方々にめぐり会うことができた。だからこそ40年も歌ってこられたのではないかなと思います」とあいさつした。

その後、過去のシングル曲から「吉野川」「夢に咲く花」「犬吠埼にて」「相合傘」など全14曲を熱唱した。