世界最大のミスコンテスト「ミス・ワールド 2019」日本代表選考会が27日、都内で行われ、応募総数8415人の中から神奈川出身の高校2年生、ファイナリスト30人の中で最年少の世良マリカさん(16)がグランプリに輝いた。

日本代表選考会史上、最年少のグランプリが誕生した。世良さんは壇上で名前を呼ばれると感極まった表情を見せ「これから日本代表として、覚悟を背負って頑張りたい。うれしいですし、ここからが始まり。頑張ります。とにかくうれしいです」と喜びをかみしめた。

世良さんは約1年前からモデルとして活動。カナダ人の父と日本人の母を持つ。自己PRでは最年少ながら「5年後、10年後、日本代表として選んだことを後悔させません」と審査員にアピールして印象づけた。勝因について「世界に行きたい強い気持ちが伝わったんだと思います」と笑みを浮かべた。

夏休みは「ミス・ワールド」の活動にささげ、「こんなに成長できた夏休みは、今までもこれからもないと思います」と充実感をにじませた。夏休みの宿題について聞かれると「頑張りました。全て終わらせてから世界大会に挑みます」と笑顔。学校の友人へは「明日しっかり報告したい」と話した。

今後は「世界の問題を勉強したい」と大学進学を希望しており、モデルとしては「発信力のあるローラさんのようになりたい」と目を輝かせた。

同選考会は、16歳以上28歳以下の日本国籍を持つ未婚女性を対象に実施。世良さんは11月20~12月14日までイギリスで行われるグランドファイナルに日本代表として参加する。

準ミスはモデルの岩瀬マイラさん(22)、独協大3年生の矢部みゆきさん(20)、医師の坂入みずきさん(26)が受賞。「ミス・ヨガ賞」表彰時には片岡鶴太郎(64)がプレゼンターとして駆けつけた。