関ジャニ∞から錦戸亮(34)が脱退し、9月末でジャニーズ事務所を退所することが5日、明らかになった。発表を受けてこの日、村上信五(37)大倉忠義(34)が都内で日刊スポーツなどの取材に応じた。

昨年夏のツアー後、9月ごろからメンバー全員で話し合ったという。一部で錦戸が解散を主張したという報道もあったが、大倉は「誰かがとかではなく、全員が『グループを閉じたほうがいいんじゃないか』っていう案を出したりしました。(渋谷)すばる君や、ヤス(安田章大)のこともあって、疲弊していたので、ポジティブな方向にはなかなかいけませんでした」と明かした。村上も「ああでもない、こうでもない、と紆余(うよ)曲折でした」と話した。

4、5回の話し合いを経て、今年3月末に現在の形で結論が出た。大倉は「それぞれが人生と向き合うタイミングにもなった。チャレンジの方向性が違ったのかなと思います」と振り返る。一部では大倉も脱退の報道があったが「親にも『あんた辞めるの?』って言われました。僕だけが(脱退を)否定するわけにもいかなかったので。それは(心配させて)申し訳なかったです。辞めないです! 僕は」と否定した。

今月3日が、6人では最後のステージとなった。錦戸と同期の大倉は「22年間くらいの仲で、幼なじみみたいなものなので、『長い間ありがとう』みたいなメールは送りました。亮ちゃんからは『こちらこそありがとう』みたいな。『お互い頑張ろう』となりました」と明かした。

11月からは、47都道府県ツアーも始まる。約半年間、非常に過酷なスケジュールとなるが、村上は「間を空けたら、ホンマに休んでしまいそうやし。それに、姿を見てもらったほうがファンの人たちも安心するんじゃないかと思って。スタッフさんに無理言いました」と話した。

大倉は「誰がメインボーカルになるか、っていう争いです。亮ちゃんにも頑張ってほしいって気持ちもありますけど、自分らで精いっぱいですから」と前向き。村上は「やるっきゃない、という腹づもりです」と力を込めた。【横山慧】