KinKi Kids堂本光一(40)が11日、大阪・梅田芸術劇場で、主演舞台「Endless SHOCK」(10月5日まで)の大阪公演初日を迎えた。作・構成・演出を手がけたジャニー喜多川さん(享年87)死後初の公演。同作のテーマでもある「ショー・マスト・ゴー・オン」の精神で舞台に立ち続ける。

初日公演の冒頭、透明な垂れ幕に「Johnny H. Kitagawa」と文字が表示され、キャスト全員が拍手する演出があった。堂本は「大阪公演初日。1701回目のスタートとなります。本日もごゆっくりと、お楽しみください」とあいさつし、拍手を浴びた。

00年初演の同作は、今年3月には通算1700回目公演の節目を迎えた。この日が令和初の公演。05年から演出や構成などを全面的に任されている堂本は、何度もジャニーさんと対立したという。「ジャニーさんとけんかしながら作ってきた舞台。常に『ユー、最悪だよ』って言われていた。いろいろな思い出があります」とほほえんだ。

今年7月のジャニーさんの死去を「不思議でした。悲しい気持ちじゃなかった。ドラマや映画で言うような『心の中に生きてる』っていうことが本当にあるんだな、と感じました」と振り返った。「せりふ1つ口にすると、ジャニーさんが自分の中にずっといるような感覚になる」と話した。

この日で1701回公演目。「ショー・マスト・ゴー・オン」のテーマの通り、走り続けている。「いつまでできるかなんて、僕自身も分かっていない」と前置きした上で、「やれる限りは、精いっぱいやらせてもらいます。ジャニーさんの名を汚してはいけないという思いでやってきたので、それはこれからも変わらないですね」と誓った。【横山慧】