NHKは22日、大みそかの「第70回NHK紅白歌合戦」(午後7時15分開始)に、デビュー40周年を迎えたシンガー・ソングライターの竹内まりや(64)が、初出場すると発表した。

特別企画で出場し、竹内がナレーションも務めた08年度後期の連続テレビ小説「だんだん」の劇中歌だった「いのちの歌」を歌うという。同曲は三倉茉奈、三倉佳奈により劇中歌として初披露され、12年にはセルフカバーもしている。同曲は家族や友人ら大切な人たちへ向け「出会えた喜び」と「命への感謝」を歌った歌詞はこの春、道徳の教科書に掲載された。

竹内は「デビュー40周年のNHK特番『Music&Life』を制作・演出してくださった誠意ある番組スタッフの方々から、大変熱心なお声掛けと温かい励ましを受け、このたび、令和初の紅白に出場させていただく運びとなりました。これまで私を支えてくださったファンの皆様、そして、新しい時代を一緒に歩いてゆく全国の皆様に向けて、深い感謝と共に心をこめて歌いたいと思います」とコメントした。

竹内は、今年発売したアルバム「Turntable」がオリコン週間アルバムランキングで1位を記録。女性アーティストで初めて昭和、平成、令和の3時代で1位となり、同時に女性アーティストでは最年長1位(64歳6カ月)。また、今年の日本レコード大賞特別賞も受賞。春には芸術選奨文部科学大臣賞(大衆芸能部門)も受賞していた。今年のめざましい活躍ぶりが評価されたようだ。

竹内は今年3月に放送された特別番組「竹内まりや Music&Life~40年をめぐる旅~」に出演した。これまで紅白には出場しなかった竹内だが、同番組を通じ、NHKとの信頼関係ができ、大みそかの舞台へとつながったようだ。